こんにちは、にぃもです。
昨日、クリニックで働いている友人からコロナウィルスの予防方法に関するレポートを頂きました。ジョンズホプキンズ大学病院という、世界でも公衆衛生や医学業界でトップに位置する米国の大学病院からのレポートです。こちらを基に新型コロナウィルスの予防・不活性化方法を検証しまとめていきます。
(アルコール濃度65%以上のリステリンに関して、みなさん関心があるようなので、詳細情報を追記しました。2020/04/17)
(こちらの文章に関してフェイク情報の可能性がでてきたので、しっかりと検証された情報に更新しました。2020/04/29)
ジョンズ・ホプキンズ大学のホームページ
コロナ対策の報告書英語原文はこちらから
そもそもコロナウィルスの正体とは
ウィルスは生物ではなく、何層もの脂質(脂肪)でできた保護膜に覆われたたんぱく質分子(RNA)です。
このウィルスが、眼・鼻または口の粘膜の細胞に付着すると、突然遺伝コードが変異し倍々方式で増え体内を侵略します。
よって、ウィルスは生物ではなく、たんぱく質分子であるため殺すことはできませんが、自然に崩壊(減衰)します。ウィルスが崩壊する時間は温度、湿度、どこ(何)に付着したかにより違います。
本来ウィルスはとても壊れやすいのですが、脂質でできた何層もの膜に覆われていることが問題でこの脂質の保護膜を取り除く必要がでてきます。
コロナウィルスの感染経路
COVID-19は空中ルートを介して広がる可能性も示唆されている。
どちらも、症状が現れる前の数日間、感染した人によって感染する。
公共の場の手すりなどに触れた手で口や鼻、目を触ることで感染しているとも言われています。
参考文献:John Hopkins Medicine 2019年コロナウイルス病とインフルエンザ
新型コロナウイルスを破壊する方法
ウィルスは脂質の膜が防護服となっています。
ということは、ウィルスの脂質でできた膜を破壊すれば、コロナウィルスは崩壊していきます。
また、他の不活性化方法はないのでしょうか。どのような方法があるのか紹介していきます。
温水と石鹸を使ったこすり洗い
脂質の保護膜を破壊することができる石けんや洗浄剤は有効(泡立ててこすり破壊)な方法です。
ウィルスを破壊するためには石けんをたっぷりと泡立てて20秒以上こすり洗いする必要があります。
保護膜を破壊することによりウィルスたんぱく質は自然に減衰し崩壊していきます。
また、熱は脂質を溶かします。25度以上の水で手や衣服、その他を洗うことが有効な手段となります。
さらに暖かい水は泡がより泡立つため、より効果的に手や衣類等を洗う事ができます。
頻繁に手を洗うことになるので手の保湿をするようにしましょう。乾燥により生じる肌の小さなひび割れにウィルスが隠れ潜む可能性があります。
厚めにハンドクリームを塗るのがお薦めです。
また、爪の中にウィルスが隠れるのを防ぐために、爪も短くしておきましょう。
アルコール濃度65%以上の液体でウィルス分解
アルコールやアルコール濃度65%以上含むものは脂質を分解し、また特にウィルスの外側のたんぱく質の層に反応し分解します。
そのため、エタノールやエチルアルコールなどは、とても有効なウィルス除去方法と言えます。
酢(酢酸)は脂質の保護膜を破壊できないので有効ではありません。
スピリッツ、ウォッカのどのアルコール度数が65%以下のものは役に立ちません。
強いウォッカでもアルコール度数は40%です。ウィルスを破壊するには65%以上のアルコール度数が必要です。
もし口内洗浄のリステリンがアルコール度数65%以上のものであれば、有効ですが、日本ではマウスウォッシュにアルコール表示義務がないため不明です。
こちらの情報ですが、現在アルコールが含まれているリステリンのアルコール濃度は25%~28%だそうです。
ですので、アルコールを含むリステリンで直接、ものや手先を洗ったとしても65%以上ではないので消毒は不可能でしょう。
ただし、アルコールを含むリステリンで口をうがいや洗浄していると一定の効果は期待できるかもしれません。このリステリンでインフルエンザウィルスが除去できた現象が起きたこともあるためです。ただし、正確な研究での結果ではありませんし、リステリンがウィルス除去に100%効果がある立証はされていません。
結論、おそらくリステリンの一文はフェイク情報だと思います。
65%以上のアルコール度数でウィルスを除去するのでのであればこちらはどうしょうか?
ジェルタイプで使った方のレビューでは、肌荒れもせずに使えたようです。アルコール度数78.9%です。人によって違う場合があるのでお気を付けください。
在庫がなくなってきています。出品者からお求めいただけますの「出品者」をクリックしカートに進むをクリックするとまだ購入できるようです。
参照文献:McGill Listerine is a Mouthwash, Not An Antiviral Drug
https://www.mcgill.ca/oss/article/health/gargling-listerine
漂白剤(塩素)は 塩素 1対 水5の割合に薄め使用するについて(次亜塩素酸ナトリウム)
漂白剤(塩素)はプロテイン(たんぱく質)を破壊するため、ウィルスを内側から崩壊させます。
ですが、この情報の漂白剤の割合は少し強すぎるかもしれないので、塩素濃度約5%の消毒液を作る方法を紹介します。
・家庭用塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
・水
・500mlペットボトル
・ゴム手袋などの皮膚を保護するもの
500mlのペットボトル一本の水に、ペットボトルのふた一杯(5ml)の漂白剤を入れて混ぜて下さい。(希釈倍率は100倍)
・漂白剤の主成分が次亜塩素酸ナトリウムかを確認してください。
・漂白剤で使用されている次亜塩素酸ナトリウムの濃度が5%かどうか確認してから、作成してください。
・作成する際に液体が手や肌に直接触れないように、ゴム手袋などを使って保護するようにして下さい。
・作成した消毒液は分かりやすくするように大きく消毒液と記載してください。
過酸化水素水は石鹸、アルコールや塩素の手助けをする
過酸化水素水は石けん、アルコール、塩素の効果を長持ちさせてくれて、ウィルスたんぱく質を破壊します。
しかし、純過酸化水素水を使用する必要があり、皮膚を傷つける可能性があるので、注意が必要です。
抗生物質や殺菌剤はコロナには効かない
殺菌剤、抗生物質は役に立ちません・・・ウィルスはバクテリアなどの生物ではないので抗生物質で殺すことはできません。
風邪や他の病気に有効的なアプローチの抗生物質は新型コロナウィルスには効かないようです。
コロナ肺炎を引き起こすウイルスはどのくらいの期間表面上に存在できるのか
コロナウィルスは空気中および表面上で数時間から数日間生存します。調査では、ウイルスはプラスチックで最大72時間、ステンレス鋼で48時間、段ボールで24時間、銅で4時間生存可能であることがわかりました。また、大気中で3時間検出可能です。下記は素材別の存在期間です。
― 3時間 (生地)
― 4時間 (銅と木)
― 24時間 (段ボール)
― 42時間 (金属)
― 72時間 (プラスチック)
しかし、残っているウイルスの量は、数日経過すると最初のウイルス材料の0.1%未満しか残っていません。
ですので、数日経過した物質の表面上に付着したウィルスからの感染は理論的には可能ですが、
数日後に残っているレベルでは起こりそうにありません。
参照文献:How long can the virus that causes COVID-19 live on surfaces?
https://hub.jhu.edu/2020/03/20/sars-cov-2-survive-on-surfaces/
物体の表面上に残っているコロナウィルスの対策
頻繁に接触する下記のようなものの表面をきれいにして除菌剤やエタノール、アルコールなどで消毒することが重要です。
テーブル、ドアノブ、ライトスイッチ、カウンタートップ、ハンドル、デスク、電話、キーボード、トイレ、蛇口、シンクが含まれます。
公共の場でたくさんの人が接触しているものには触れないようにしてください。
銀行やスーパーや食料品などの公共の場所から家に帰ったときは、石鹸と水で20秒以上頻繁に手を洗いましょう。
公共の場にいるときは、自分と他の人の間に2メートルくらいの距離を置きましょう。
最も重要なのは、具合が悪くなった場合は可能であれば家から医師に連絡することです。
参照文献:How long can the virus that causes COVID-19 live on surfaces?
https://hub.jhu.edu/2020/03/20/sars-cov-2-survive-on-surfaces/
ウイルスの感染能力の安定性
ウィルスは冷たい空気、寒い空間や家や車などエアコンがある場所では安定した状態で残存します。
また、湿気と暗さはウィルスの残存を促します。したがって逆に乾燥した暖かい、明るい環境は勢いを墜落させます。
こちらの内容に関しては、諸説あります。乾燥している方が感染しづらいという内容や、湿気がある方が感染しづらいなど、医療現場からも色々な意見がでているので、再検証致します。いずれにせよ、太陽光を浴び高温の地域の方が感染しづらいようです。
飛沫に関しては乾燥していた方が早く感染性が薄れると言われている
参考文献:緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康) 日本医事新報社
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278
ウィルスのみの安定性に関しては、高温多湿の方が感染性が薄れると言われている
参考文献:新型コロナ、弱点は太陽光? 高温・多湿でウイルス減少―米実験 時事ドットコムニュース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042400741&g=int
このように飛沫とウイルスのみの状態で、湿度による感染性の要件が変わってしまう所に、高温多湿の地域でもコロナウィルスが多く発生してしまう原因が隠されているのかもしれません。もともと、感染源とされる人間が頻繁に出入りする環境下では、高温多湿でも飛沫を介して多くが感染しているのかもしれません。
服やシーツなどをはたいたり振ったりすることは厳禁
服やシーツ、布などを振ってはいけません(使用、未使用にかかわらず)
それは、表面に張り付いた状態では不活性なので勝手に時間がたてば分解するからです。しかし、これを振ったりハタキを使用すると、最大3時間空気中にウィルスが浮遊し活性化し鼻などに付着・感染してしまいます。
紫外線ライトの光線はウィルスに有効だが注意が必要
紫外線ライトや光線はウィルスたんぱく質を破壊するため、たとえば使用済みのマスクの殺菌には紫外線ライト(UVlight)を使用すると完璧です。但し、肌のコラーゲン(これもプロテイン)も破壊するので注意して下さい。
まとめ
ジョンズ・ホプキンズ大学のコロナ対策を検証していきました。このレポートが正式にJHUから通知されているかは不明ですが、
それぞれの内容を精査すると、妥当性がある内容も含まれていますが、間違っている情報もありますので、正しい情報に変更して紹介しました。
covid-19の対策は他人とのパーソナルスペースは2メートルに保ち、公共の場で何かに触れた場合はすぐに手を洗う事、また手で不用意に口、目、鼻などを触らない事が重要ですね。
また、いつも手で触れる場所は、アルコール濃度65%以上の液体や薄めた塩素などで拭きとり清潔を保つ必要があります。
コロナ離婚やあきらめ倒産、東京脱出などマイナスなワードが広がりつつありますが、重要なのは一人ひとりが今回紹介したような予防対策を地道に続ける事に集中し、コロナの終焉を早めることのように思えます。
頻繁に手を洗い周囲を清潔に保ち、マスクを付けてコロナ対策を心がけてみんなで苦境をのりこえていきましょう!
コロナウィルス対策でひきこもりに飽きた方はこちら
こんにちは、にぃもです。 ’20年の4月初めにみさと公園に行ってきました。川の対岸が水元公園になっていて、広大な公園で菖蒲園やバードウォッチングができたり、もちろん大きなアスレチックもあり、家族で楽しめる公園です。 車で外環高速[…]
マスクの有効性を詳しく知りたい方はこちら
こんにちは、にぃもです。 コロナウィルスが猛威をふるう中、現在マスクが不足しています。政府が2月ごろに「3月には月6億枚確保できる!」と豪語していましたが、非常事態宣言が出され、ほぼ全員の人が外出する際にはマスクを着けているので、使い[…]