生姜利尿作用はあるの?生姜に含まれる栄養素を分析します

生姜は体に良い成分がたくさん含まれていると言われています。冷え性にも効果があると言われており、からだを温めるジンゲロンやショウガオールという栄養素が含まれている生姜ですが、そのイメージからか利尿作用も強いと思われることもあるようです。

実際には、生姜には利尿作用があるのでしょうか?

 

 

利尿作用を促進する栄養素

利尿作用のある栄養素は下記の通りです。

カフェイン

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コーヒーや緑茶、紅茶などに含まれていることで有名なカフェイン。カフェインには体内にある老廃物と尿を一緒に体外へ排出してくれる働きがあります。

カリウム

野菜やフルーツ、海藻などに多く含まれるカリウム。カリウムには、体内の余分な塩分を尿と一緒に体外へ排出する働きがあります。腎臓でナトリウム(塩分)が吸収されるのを抑制するため、血圧を下げる効果も期待できます。

水分

当たり前のことかもしれませんが、水分を多くとれば、もちろんその分尿となり体外へ排出するので、利尿作用があると言えます。

 

生姜の代表的な栄養素

 

体に良いと言われている栄養素を説明します。

 

ジンゲロール

ショウガに豊富に含まれる辛み成分がジンゲロールで、口に入れるとすぐにピリッと感じるのはこの辛み成分によるものです。

ジンゲロールには抗酸化作用があり、細胞の老化を抑えることでアンチエイジング効果を期待できますし、殺菌の効果も期待できます。

また、免疫細胞の活性化、殺菌作用、胆汁分泌の促進、抗炎症作用、吐き気・頭痛・肩こりを抑える作用などがあると言われています。

ただし、ジンゲロールは空気にふれると3分で酸化してしまうと言われており、すぐにすりおろして食べるなどの工夫が必要で、また、発汗作用により一時的に体温が上がるものの、その後体温が下がるので、冷え性には悪影響をあたえてしまう可能性があります。

 

ショウガオール

ショウガオールもショウガの辛み成分ですが、生のショウガには、ほぼ含まれていません。
乾燥させたり80度以上に加熱することで、ジンゲロールの成分の一部が変化し、ショウガオールという成分になります。

この成分には血行を促進し、体の芯を温めてくれる保温効果や、鎮痛効果が期待できます。
そのため、ジンゲロールよりも殺菌・抗酸化作用があり、基礎代謝が上がるダイエット効果・美肌効果などが強力であると言われています。

 

ジンゲロン

ショウガオールと同様に、ジンゲロンもジンゲロールの成分の一部が加熱や乾燥によって変化してできるものです。
胃液の分泌を高めることで消化や食欲を促進したり、血行を良くすることで、冷え性改善や便秘解消が期待できます。
からだがあたたまることで代謝も高まり、脂肪燃焼しやすいからだづくりが期待できます。

 

食物繊維

ショウガには食物繊維も豊富に含まれています。

食物繊維には腸をキレイに掃除してくれる整腸作用があるため、便秘の解消を期待できたり、急激な血糖値の上昇や、コレステロールの吸収を抑えたりする働きがあるため、食べ過ぎの予防や肥満防止に効果を発揮します。

 

ミネラル

生姜のミネラル

 

生姜には、人が必要な栄養素の一つのミネラルであるマンガンとモリブデンが含まれています。

マンガンは、さまざまな酵素の構成成分になったり、酵素のはたらきを助けたりなど、
体内活動の助役をになってくれる存在であると期待されています。そして、老化防止やガン予防にも一役買ってくれる可能性を秘めているのです。

 

生姜の利尿作用はあるのか?

生姜の栄養素にはカフェインは含まれていませんでしたし、カリウムも少量しかないので、利尿作用はそこまでないと言えます。

 

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